14.白浪五人男
楠木繁夫・美ち奴・藤山一郎・木村肇・杵渕一郎
作詞:正岡容
作曲:古賀政男
(問われてなのるも おこがましいが)
生れ遠州 浜松在で
義賊と噂 高札や
六十余州に かくれなき
日本駄右衛門 伊達男
(さてその次に 控えしは)
ふだん着なれた 振袖姿
髷も島田に 由比ヶ浜
鎌倉無宿 肩がきも
弁天小僧 菊之助
(又その次に 連らなるは)
お小姓姿の あの月の眉
花水橋の 斬り取りに
今牛若と 名も高き
おいら赤星 十三郎
(つづいてあとに 控えしは)
月のむさしを 股旅草鞋
碁打ちとなのる さんど笠
抜け詣りから ぐれだした
忠信利平 江戸育ち
(さてどんじりに 控えしは)
どうせ仁義も 白河夜舟
波間におどる 稲妻は
白刃でおどす 人殺し
南郷力丸 舟盗人
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